今日の一句                                        (2014年)

逝く年や愉快不愉快綯交ぜに 笙鼓七波                              

  12月31日(水)

小晦日今なほこゝろ旅にあり 笙鼓七波             

  12月30日(火)

雪月夜静かに樹液昇りけり 笙鼓七波         

  12月29日(月)

対話せし樹液の流れ冬木立 笙鼓七波        

  12月28日(日)

前に立つ女嚏の男前 笙鼓七波                             

  12月27日(土)

クリスマスフラワーの緋に輸血する 笙鼓七波 

  12月26日(金)

夜を紡ぎ星の宿りし冬至梅 笙鼓七波           

  12月25日(木)

浮かるゝや戯けの色の藪柑子 笙鼓七波 季節の花 300 

  12月24日(水)

煤逃やちよつとばかりを四次元へ 笙鼓七波   

  12月23日(火)

鴨川の風を感じて蕪蒸 笙鼓七波        

  12月22日(月)

知恵の輪の外れぬまゝや枯葎 笙鼓七波           

  12月21日(日)

冬いちご森の出口はまだ遠く 笙鼓七波       

  12月20日(土)

遅々として進まぬ団交桜鍋 笙鼓七波               

  12月19日(金)

ころころと代はる党首や根深汁 笙鼓七波     

  12月18日(木)

みんなみの涯や北風吹きだまり 笙鼓七波     

  12月17日(水)

木霊らのさゝめきあへる冬木立 笙鼓七波      

  12月16日(火)

さり気なくやがて一気に年暮るゝ 笙鼓七波    

  12月15日(月)

鳥葬のあとに風葬枯蓮 笙鼓七波            

  12月14日(日)

枯蓮の狭間に広ごる沼と空 笙鼓七波        

  12月13日(土)

裸木の骨格まぶし風でたぞ 笙鼓七波               

  12月12日(金)

木霊ゐるゐないのもゐる冬木立 笙鼓七波    

  12月11日(木)

先生のこゝろそれから漱石忌 笙鼓七波            

  12月10日(水)

寒北斗七つの転を起こすとき 笙鼓七波    


  12月9日(火)

難解な話に挿絵小春凪 笙鼓七波             

  12月8日(月)

黒門はてつちりうまき市場かな 笙鼓七波                           

  12月7日(日)

マフラーの端をもらひて巻いてみる 笙鼓七波           

  12月6日(土)

今日のみは羅漢の貌の凍てつけり 笙鼓七波    

  12月5日(金)

手焙や話ころがる出番まで 笙鼓七波                  

  12月4日(木)

よく笑ふ妻のコートの怒り肩 笙鼓七波        

  12月3日(水)

おでん食ふ黒はんぺんのしなり食ふ 笙鼓七波 

  12月2日(火)

筋肉の落ちし両腕古ジャケツ 笙鼓七波       

  12月1日(月)

落葉受く掌(て)の裏に伸ぶ生命線 笙鼓七波    

  11月30日(日)

湯奴の肌やはらかく蕩けくる 笙鼓七波                    

  11月29日(土)

雪なるか過去を流して冬の雨 笙鼓七波       

  11月28日(金)

人の世に偶さかはなし鎌鼬 笙鼓七波                 

  11月27日(木)

冬風の涙目少し海に佇つ 笙鼓七波                  

  11月26日(水)

寒凪や別れのテープ投げてみる 笙鼓七波    

  11月25日(火)

みんなみの天に希望の寒昴 笙鼓七波       

  11月24日(月)

天狼の亂心射抜く眼の光 笙鼓七波          

  11月23日(日)

小雪の朝の納豆ねばりをり 笙鼓七波        

  11月22日(土)

羊皮(ヤンピー)の洋書を繰りて冬の雲 笙鼓七波 

  11月21日(金)

砂楼閣寒暮の光突き刺さり 笙鼓七波        

  11月20日(木)

スプーンを皆曲げてゐる冬の月 笙鼓七波     

  11月19日(水)

温き水胃の腑に落ちる寒さかな 笙鼓七波          

  11月18日(火)

朝夕の電車の込みて冬ざるゝ 笙鼓七波         

  11月17日(月)

愛日の猫を抱きて転寝す 笙鼓七波                

  11月16日(日)

短日や柱時計の時報疾し 笙鼓七波                   

  11月15日(土)

龍の如茶の花列のうねりかな 笙鼓七波                 

  11月14日(金)

きだきだの柊の葉の中に花 笙鼓七波        

  11月13日(木)

さくさくと樹液の流れ帰り花 笙鼓七波         

  11月12日(水)

神渡し網を繕ふお爺かな 笙鼓七波        

  11月11日(火)


かつこめの囃し言葉や一の酉 笙鼓七波      

  11月10日(月)


凩や風の真ん中木霊ゐる 笙鼓七波                 

  11月9日(日)

木枯らしの体の中を吹き抜けり 笙鼓七波      

  11月8日(土)

冬立つや満月あがる祝賀の夜 笙鼓七波      

  11月7日(金)

血を噴きし落暉映して珊瑚草 笙鼓七波     

  11月6日(木)

磯菊は小さき花なり太公望 笙鼓七波   季節の花 300

  11月5日(水)

銀杏散る飯倉の坂さやうなら 笙鼓七波       

  11月4日(火)

野の色の山の色なる蓁原郡 笙鼓七波        

  11月3日(月)

ひよんの実の人懐かしき音色かな 笙鼓七波     

                                                                             季節の花 300

  11月2日(日)

湯のぼせの婦人にむずとましら酒 笙鼓七波   

  11月1日(土)

青年が熟年となり木の実降る 笙鼓七波       

  10月31日(金)

吾が姓の谷の名ありてうすら寒 笙鼓七波     

  10月30日(木)


十月のパンダの白のふくらめり 笙鼓七波        

  10月29日(水)

帰らむといよよ晩秋けものみち 笙鼓七波      

  10月28日(火)

夜を寒みネットサーフィン溺れをり 笙鼓七波          

  10月27日(月)

敗荷に風のかけらの抜けゆけり 笙鼓七波    

  10月26日(日)

音立てて吾を飲み込む天の河 笙鼓七波                       

                                                                                                                                      byESA/Hubble&NASA

  10月25日(土)

小鳥来る彼岸へ渡る人多し 笙鼓七波         

  10月24日(金)

菊月や笙の音色のたゞよへり 笙鼓七波        

  10月23日(木)

菊枕持ちて刀自来る夢の宿 笙鼓七波         

  10月22日(水)

秋露や犬には見ゆる遠き風 笙鼓七波             

  10月21日(火)

天降りては四国一面秋の霜 笙鼓七波          

  10月20日(月)

蔓たぐり推敲中の句のありや 笙鼓七波       

  10月19日(日)

呑み助のあてのオクラの粘りかな 笙鼓七波   

  10月18日(土)

浜町の男隠処夕化粧 笙鼓七波             

  10月17日(金)

桃吹くや妻のほつぺの膨らめリ 笙鼓七波            

  10月16日(木)

ふくよかな鶏頭母の数へ歌 笙鼓七波         

  10月15日(水)

笑栗の二毬ばかりありにけり 笙鼓七波       

  10月14日(火)


どくどくと脈打つ心臓胡桃割る 笙鼓七波      

  10月13日(月)

ぽろぽろと逃げてゆきたる零余子かな 笙鼓七波   季節の花 300

  10月12日(日)

らふたげるかまつかしやれたものとなる 笙鼓七波       

  10月11日(土)

気落ちせし子の耀うて竹の春 笙鼓七波              

  10月10日(金)

寒露とはしのび来れる思念かな 笙鼓七波     

  10月9日(木)

十月の象(かたち)のしかときはまれり 笙鼓七波   

  10月8日(水)

人逝きて袖の濡れたる露しぐれ 笙鼓七波              

  10月7日(火)

おんばこの負けてたまるか霄眞青 笙鼓七波   季節の花 300

  10月6日(月)

悔恨は塊根となり鳥兜 笙鼓七波                      

  10月5日(日)


鮭颪お爺の舟は波の中 笙鼓七波                     

  10月4日(土)

十月の子カシニョールの繪より来る 笙鼓七波  

  10月3日(金)

幼き日笹龍胆をデフォルメす 笙鼓七波       

  10月2日(木)

生かされて人の世のまた吾亦紅 笙鼓七波    

  10月1日(水)

南蛮ぎせる波のしぶきのけぶりたる 笙鼓七波     

  9月30日(火)

椋鳥に個性などなし姦しや 笙鼓七波         

  9月29日(月)

運動会知らぬ国旗の増えしこと 笙鼓七波     

  9月28日(日)

眞青なる空から海へ鰯来る 笙鼓七波         

  9月27日(土)

流されて堰き止められて鮎錆びぬ 笙鼓七波   

  9月26日(金)

篳篥の音色嫋々律の風 笙鼓七波                    

  9月25日(木)

国境の警備の増えて秋湿 笙鼓七波                   

  9月24日(水)

世の中を斜(はす)に渡りて穴惑ひ 笙鼓七波  

  9月23日(火)

三陸や人の戻りて秋鰹 笙鼓七波                    

  9月22日(月)

露座佛の腋に鶺鴒尾を振れり 笙鼓七波         

  9月21日(日)

肥満児に肥満の親御黍嵐 笙鼓七波         

  9月20日(土)

押し出せし枝豆跳んで大地食む 笙鼓七波    

  9月19日(金)

事務所出て坂をだらだら祭かな 笙鼓七波      

  9月18日(木)

ロダン館にて  考へる人と交信蘆の花 笙鼓七波    

  9月17日(水)

内海を小舟に揺られ鯊日和 笙鼓七波         

  9月16日(火)

らうらうのかいごの国や敬老日 笙鼓七波      

  9月15日(月)

米澤は穂波の撓む稲の邦 笙鼓七波         

  9月14日(日)

をとこへし肥やしに伸ぶるをみなへし 笙鼓七波  

  9月13日(土)

米澤はかしこき町や稲の花 笙鼓七波         

  9月12日(金)

柴又に便りのありて雁渡し 笙鼓七波                

  9月11日(木)

白糸の飛沫届けよ富士薊 笙鼓七波          

  9月10日(水)

透明の傘より捜す雨月かな 笙鼓七波        

  9月9日(火)

ゐのこづち人見知りするものはなし 笙鼓七波  季節の花 300

  9月8日(月)

仙石は風の棲む原ねこぢやらし 笙鼓七波     

  9月7日(日)

髪結亭主狐剃刀戀女房 笙鼓七波     季節の花 300

  9月6日(土)

戀の果て知りたる秋の扇かな 笙鼓七波                

  9月5日(金)

舞台立つ息子の姿秋扇 笙鼓七波            

  9月4日(木)

そのひとと南の島へ星飛べり 笙鼓七波       

  9月3日(水)

清水に尻まで濡らす澤桔梗 笙鼓七波         季節の花 300

  9月2日(火)

大きな目浮遊してをりおどろかし 笙鼓七波            

  9月1日(月)

きりぎりすすなはち月の使者ならむ 笙鼓七波  

  8月31日(日)

かなかなの真似は得意と妻の鳴き 笙鼓七波            

  8月30日(土)
蚯蚓鳴くなまじ地球も泣いてみる 笙鼓七波         

  8月29日(金)

闇の蟲夜を統べ鉦を叩きけり 笙鼓七波        

  8月28日(木)
ばて気味の疲れし扇置きにけり 笙鼓七波 

  8月27日(水)

邯鄲のスキャット夢の中にをり 笙鼓七波       

  8月26日(火)

馬追の好(す)いと好いとと訛りけり 笙鼓七波            

  8月25日(月)

とんばうの二万の眼値踏せり 笙鼓七波               

  8月24日(日)

仰のけの蟬を一撃鵙猛る 笙鼓七波          

  8月23日(土)

驕るゝも秋の蛍となりにけり 笙鼓七波            

  8月22日(金)

女郎花軟な男の群れをなし 笙鼓七波           

  8月21日(木)

友の句を肴に一献秋ともし 笙鼓七波         

  8月20日(水)

水澄みてよろづ屋一軒ありにけり 笙鼓七波   

  8月19日(火)

めでたさを指でいただく衣被 笙鼓七波           

  8月18日(月)

秋潮の壜に手紙のありにけり 笙鼓七波              

  8月17日(日)

たまさかの地球愛せよ敗戦忌 笙鼓七波      

  8月16日(土) 

こころ白くして八月十五日 笙鼓七波            

  8月15日(金)

啞蟬や子宮の中で鳴いてをり 笙鼓七波                

  8月14日(木)

魂を掏らるゝごとく霍乱す 笙鼓七波          

  8月13日(水)

掌を合はせ何とはなしに鳩を吹く 笙鼓七波      

  8月12日(火)

想定の埒外にある秋出水 笙鼓七波          

  8月11日(月)

稲妻や大地突き刺す勁き剣 笙鼓七波     by Leszek.Leszczynski  

  8月10日(日)


どこまでも崇めてゐたし月下美人 笙鼓七波           

  8月9日(土)

玫瑰や都会を棄てし人ならば 笙鼓七波       

  8月8日(金)

いつからか願ひは平和ほしまつり 笙鼓七波          

  8月7日(木)

下手なれど文字に愛嬌硯洗ふ 笙鼓七波          

  8月6日(水)

姫沙羅の笑顔零るや太極拳 笙鼓七波   季節の花 300

  8月5日(火)

凌霄の花や求めし戀果てつ 笙鼓七波         季節の花 300

  8月4日(月)

白日の夢の中なる百日紅 笙鼓七波          

  8月3日(日)

さりげなくかつ大胆に花槐 笙鼓七波     季節の花 300

  8月2日(土)

合歓の花夕暮色の紅集む 笙鼓七波         

  8月1日(金)

鏤めし数多の星や紅蜀葵 笙鼓七波     季節の花 300

  7月31日(木)

隠し味なりし青柚の香の濃かり 笙鼓七波       

  7月30日(水)

あぢさゐのつどひにゑひし漢(をとこ)かな 笙鼓七波  

  7月29日(火)

青胡桃こゝろ閉ざせし海の色 笙鼓七波 季節の花 300

  7月28日(月)

てのひらに在りし虚ろな青葡萄 笙鼓七波      季節の花 300

  7月27日(日)

けふもまた淋しきひとのビールかな 笙鼓七波            

  7月26日(土)

道をしへ後戻りする術はなし 笙鼓七波               

  7月25日(金)

水の中潜りてみたきみづすまし 笙鼓七波       

  7月24日(木)

梔子の花や陸奥何も無し 笙鼓七波                     

  7月23日(水)

水泳帽のみが見えてる海の峡 笙鼓七波      

  7月22日(火)

ストレスを圧し出してゐる心太 笙鼓七波                      

  7月21日(月)

夏茱萸のビタミンほどのパトスかな 笙鼓七波     

                                                                              季節の花 300

  7月20日(日)

夏芝居みるき息子の役あるや 笙鼓七波       

  7月19日(土)

藺座蒲団思はず女坐りかな 笙鼓七波            

  7月18日(金)

ゆらゆらと人に影ある炎暑かな 笙鼓七波     

  7月17日(木)

夏足袋のこはぜの光る人の妻 笙鼓七波      

  7月16日(水)

喧嘩あるところ鍬形男伊達 笙鼓七波                  

  7月15日(火)

出目金の目玉二倍に金魚玉 笙鼓七波       

  7月14日(月)

潮騒を寝茣蓙で聴きし夕べかな 笙鼓七波     

  7月13日(日)

黴詠みし俳句何やら黴煙 笙鼓七波          

  7月12日(土)

手を拡げ腰を伸ばせし揚羽蝶 笙鼓七波      

  7月11日(金)

空の青ラムネの泡に映しけり 笙鼓七波       

  7月10日(木)

滅滅明滅滅明の螢かな 笙鼓七波            

  7月9日(水)

人の世の真ん中あたり夕端居 笙鼓七波              

  7月8日(火)

抽斗に母の見てきしサングラス 笙鼓七波         

  7月7日(月)

天真が爛漫となる目高の眼 笙鼓七波         

  7月6日(日)

鱧の皮浪花女とふけにけり 笙鼓七波        

  7月5日(土)

羅や胸三寸を透かしをり 笙鼓七波           

  7月4日(金)

揺り揺られ風に恋せし透かし百合 笙鼓七波   

  7月3日(木)

点が線線が面へと茂りけり 笙鼓七波         

  7月2日(水)

雨蛙(きやーる)甲斐も駿河もづら言葉 笙鼓七波   

  7月1日(火)

風を聴き潮目を読みし蝤蛑かな 笙鼓七波     

  6月30日(月)

鴨涼し月のあかりを友として 笙鼓七波       

  6月29日(日)

艶出しのニス引きしたか黒揚羽 笙鼓七波     

  6月28日(土)

昂りし心見てゐる金魚かな 笙鼓七波         

  6月27日(金)

釘一本使うてまへん祭鱧 笙鼓七波          

  6月26日(木)

揺れながら等間隔に烏賊釣火 笙鼓七波      

  6月25日(水)

汗の香を風のかけらが運びゆく 笙鼓七波     

  6月24日(火)

白日傘山高帽につめ寄れり 笙鼓七波                    

  6月23日(月)

繪日傘の明るき影を伴へり 笙鼓七波              

  6月22日(日)

戀ばなをちぢみの女ひとくさり 笙鼓七波      

  6月21日(土)

夏ぐれて紅型濡るゝ涙(なだ)ぐるぐる 笙鼓七波  

  6月20日(金)

風の香の色を伝へよ涙色 笙鼓七波                   

  6月19日(木)

白雨の白壁の邑襲ひ来し 笙鼓七波          

  6月18日(水)

遠雷やいづれぶつかる大井川 笙鼓七波      

  6月17日(火)

眞青なる空より夏野広ごりぬ 笙鼓七波       

  6月16日(月)

巣立鳥黙契のごとその日の来 笙鼓七波       

  6月15日(日)

待ち人来ず夏の霞となりにけり 笙鼓七波      

  6月14日(土)

甃の上(へ)に色の残れる緑雨かな 笙鼓七波            

  6月13日(金)

姫女苑ハイカラさんの立ち去りぬ 笙鼓七波   

  6月12日(木)

芍薬のくすりたりしを忘れをり 笙鼓七波       

  6月11日(水)

雑踏にカラー一本海がある 笙鼓七波        

  6月10日(火)

野馬止めの土手に花ある野蒜かな 笙鼓七波  

  6月9日(月)

鄙びたる野辺の中なる都花 笙鼓七波             

  6月8日(日)

燈台の光海桐の花の影 笙鼓七波      季節の花 300

  6月7日(土)

玻璃草をしたがへてをり瑠璃の草 笙鼓七波   季節の花 300

  6月6日(金)

花いばら戀であること知らぬまゝ 笙鼓七波    

  6月5日(木)

可憐とは毒を秘めたる君影草 笙鼓七波      

  6月4日(水)

えにしだの黄金の蝶の重みかな 笙鼓七波    

  6月3日(火)


精霊の裹む天女花かな 笙鼓七波     季節の花 300

  6月2日(月)

パ・ド・ドゥ西洋かぶれの踊子草 笙鼓七波              

  6月1日(日)

朴散華風に己を委ねたり 笙鼓七波     季節の花 300

  5月31日(土)

武蔵野を蓋ひ尽して花櫟 笙鼓七波    季節の花 300

  5月30日(金)

風と知と光と情と多佳子の忌 笙鼓七波                 

  5月29日(木)

在るものは光りと風と柿若葉 笙鼓七波       

  5月28日(水)

松蝉の声潮騒に吸はれけり 笙鼓七波        

  5月27日(火)

結葉や日暮れて赤き糸見えず 笙鼓七波      

  5月26日(月)

繍線菊や睫毛の長き男達 笙鼓七波           季節の花 300

  5月25日(日)

柚の花や香りで探すその在り処 笙鼓七波      

                                                                                季節の花 300  

  5月24日(土)

芥子咲くや億年の風いざなへり 笙鼓七波     

  6月23日(金)

空抜けてその名愛らしマーガレット 笙鼓七波  

  5月22日(木)

ぼうたんにをんなの姿態おのがじし 笙鼓七波 

  5月21日(水)

石楠花の幹のくねりて山深し 笙鼓七波       

  5月20日(火)

みどりさす風にのりたる讃美歌は 笙鼓七波   

  5月19日(月)

葉桜の透けて空あり未来あり 笙鼓七波             

  5月18日(日)

テラスには少しの風と木苺と 笙鼓七波                   

  5月17日(土)

手折りたる薔薇の宇宙(コスモ)を瓶に活け 笙鼓七波       

  5月16日(金)

卯浪立つ岬三百六十度 笙鼓七波                      

  5月15日(木)

揺する君薔薇の妖香を運びけり 笙鼓七波     

  5月14日(水)

恩師よりやさしき新茶送らるゝ 笙鼓七波       

  5月13日(火)

メルヘンのランプを買うて夏の夕 笙鼓七波     

  5月12日(月)

真直ぐなる朔太郎忌の竹蜻蛉 笙鼓七波      

  5月11日(日)

定期券切れて買ひ換へ薄暑来る 笙鼓七波    

  5月10日(土)

聖五月こゝは歯医者の多き街 笙鼓七波      

  5月9日(金)

藤房のおのがまゝにと吹かれをり 笙鼓七波             

  5月8日(木)

推薦の筆跡をどる健吉忌 笙鼓七波          

  5月7日(水)

藤の花風を失くして項垂るゝ 笙鼓七波                  

  5月6日(火)

残り湯のふにやふにやなりし菖蒲かな 笙鼓七波 

  5月5日(月)

一ペンス硬貨転がるオキザリス 笙鼓七波      

  5月4日(日)

靡くまゝ君が面影草の黄 笙鼓七波          

  5月3日(土)

夜の帷下りて虫呼ぶ花林檎 笙鼓七波         

  5月2日(金)

風楚々とをだまきの花揺らしをり 笙鼓七波              

  5月1日(木)

甘き香を夜に滲ませヒヤシンス 笙鼓七波     

  4月30日(水)

台地には角張る風が梨の花 笙鼓七波        

  4月29日(火)

朝の李花相思の風を見つけたり 笙鼓七波    

  4月28日(月)

それぞれの風吹きそめし桃の花 笙鼓七波             

  4月27日(日)

大砂利のうちより伸ぶる二輪草 笙鼓七波                 

  4月26日(土)

静謐の刻にすとんと春落葉 笙鼓七波          

  4月25日(金)

ものゝ芽のもろもろにさす月あかり 笙鼓七波   

  4月24日(木)

天蓋を蔽ひ尽くせし蔦若葉 笙鼓七波                                 

  4月23日(水)

幾へにも彩を分かちて草若葉 笙鼓七波        

  4月22日(火)

少女らのさんざめく声桜草 笙鼓七波                 

  4月21日(月)

吾が戀を匿せし雀かくれかな 笙鼓七波       

  4月20日(日)

たはむれに首飾せむ苜蓿 笙鼓七波         

  4月19日(土)

抱かれてすは近づきぬ蕗桜 笙鼓七波        

  4月18日(金)

何聴かむ風の中なる耳菜草 笙鼓七波              季節の花 300

  4月17日(木)

フリージア島を蓋ひし香りかな 笙鼓七波       

  4月16日(水)

頬杖し海を見つめるあらせいとう 笙鼓七波                   

  4月15日(火)

谿底へ連なり墜つる花の瀧 笙鼓七波         

  4月14日(月)

竹のみが知りたる摂理竹の秋 笙鼓七波     

  4月13日(日)

春筍の土撥ね返し顔出せり 笙鼓七波                    

  4月12日(土)

せゝらぎの絶ゆることなく勿忘草 笙鼓七波     

  4月11日(金)

チューリップ祭りの歓喜海抜下 笙鼓七波            

  4月10日(木)

舞ふことのできぬ悲しみ遊蝶花 笙鼓七波               

  4月9日(水)

せつなくてやるせなきかなアネモネは 笙鼓七波       

  4月8日(火)

蝶飛んで日輪の炎(ほ)に重なりぬ 笙鼓七波    

  4月7日(月)

初蝶の夢殿巡る現かな 笙鼓七波                   

  4月6日(日)

春潮の立ちて藍より膨らめリ 笙鼓七波                

  4月5日(土)

花明り沖に漕ぎ出す二人かな 笙鼓七波      

  4月4日(金)

野田岩の前の一本桜かな 笙鼓七波         

  4月3日(木)

つばめ飛ぶ大和大路をブーメラン 笙鼓七波   

  4月2日(水)

うらゝかや台場を巡るゆりかもめ 笙鼓七波    

  4月1日(火)

マジシャンの種仕込みをる朧の夜 笙鼓七波   

  3月31日(月)

春疾風鬘盗られて追ふ坊主 笙鼓七波       

                                                                                                                               by davetada

  3月30日(日)

三月のシュートポストに阻まれり 笙鼓七波    

  3月29日(土)

春眠の夢の底より戻りけり 笙鼓七波                    

  3月28日(金)

貝寄風や縦に切り裂く通天閣 笙鼓七波               

  3月27日(木)

永き日や用事もひとつ済まさうか 笙鼓七波             

  3月26日(水)

淡雪の手を取り合うて失せにけり 笙鼓七波   

  3月25日(火)

二つ三つ花の零れて春の月 笙鼓七波        

  3月24日(月)

断捨離の言葉流行りて西行忌 笙鼓七波             

  3月23日(日)

春光の揺れて漣立ちにけり 笙鼓七波        

  3月22日(土)

春分や魔法のことばかけてみる 笙鼓七波    

  3月21日(金)

あえかなる熊猫(パンダ)流るゝ春の雲 笙鼓七波  

  3月20日(木)

暖かや鳩追ふ嬰を追ふ視線 笙鼓七波       

  3月19日(水)

大川の下から上へ木の芽風 笙鼓七波       

  3月18日(火)

けふからははるさめといふ春の雨 笙鼓七波   

  3月17日(月)

きさらぎは皆くねりたる風の中 笙鼓七波       

  3月16日(日)

春宵や焙煎中のモカ・マタリ 笙鼓七波         

  3月15日(土)

糠雨に沈丁の色映えにけり 笙鼓七波         

  3月14日(金)

衣擦れの音のするなり雁帰る 笙鼓七波      

  3月13日(木)

乙鳥来る産れ山河の変りやう 笙鼓七波               

  3月12日(水)

少年の巣箱の穴の楕円かな 笙鼓七波       

  3月11日(火)

白鳥や飛石伝ひの帰り途 笙鼓七波          

  3月10日(月)

眠たくて頭振りたる春の鳥 笙鼓七波                 

  3月9日(日)

水たまり春の眠りに吸ひ込まれ 笙鼓七波     

  3月8日(土)

その蛙王子変身してゐるや 笙鼓七波        

  3月7日(金)

蜥蜴出る尻尾切られぬやうに出る 笙鼓七波            

  3月6日(木)

蛇穴を出て己様に遭はうとは 笙鼓七波       

  3月5日(水)

天の上(へ)の虎臥の城址陽炎へり 笙鼓七波   

  3月4日(火)

糠雨やかんばせけはし流し雛 笙鼓七波     

  3月3日(月)

不安げな脚のそのそと孕鹿 笙鼓七波                 

  3月2日(日)

森の椅子背凭れのごと蘖(ひこば)ゆる 笙鼓七波           

  3月1日(土)

覚束ぬ影蔽ひたる二月尽 笙鼓七波         

  2月28日(金)

まんさくや眞青に映えて瑞典旗 笙鼓七波        

  2月27日(木)

やはりさう調子外れの初音かな 笙鼓七波     

  2月26日(水)

白魚の黒目黒目の何見つむ 笙鼓七波          

  2月25日(火)

雪解道光の柱立ちにけり 笙鼓七波            

  2月24日(月)

雪解道眼(まなこ)に日矢の射込まれり 笙鼓七波  

  2月23日(日)

しろがねの上野の山や枝垂梅 笙鼓七波      

  2月22日(土)

(にはたづみ)映して化粧(けは)ふ戀の猫 笙鼓七波  

  2月21日(金)

雪崩呼ぶ雪崩の下の雪崩痕 笙鼓七波                              

  2月20日(木)

せせらぎの音とありたし蕗の薹 笙鼓七波        

  2月19日(水)

冴えかへる色を失くした谺かな 笙鼓七波      

  2月18日(火)

春の風邪鏡の吾のぼやけをり 笙鼓七波                 

  2月17日(月)

春遅々とチチとライター点しけり 笙鼓七波               

  2月16日(日)

冴えかへる白き牙ある谺かな 笙鼓七波      

  2月15日(土)

チョコレートグラミーの稚魚吐く余寒 笙鼓七波 

  2月14日(金)

薄氷の運ばれてゆく岸辺かな 笙鼓七波      

  2月13日(木)

薄氷(うすらひ)の上を下をと風ぬける 笙鼓七波   

  2月12日(水)

春の雪毀れさうに降りにけり 笙鼓七波       

  2月11日(火)

やはらかに海に流るゝ春の雪 笙鼓七波       

  2月10日(月)

水切りの波紋広ごる水の春 笙鼓七波        

  2月9日(日)

春の雪恋の色して降りにけり 笙鼓七波        

  2月8日(土)

春遅々と川着々と流れけり 笙鼓七波        

  2月7日(金)

料峭や心の燠火鎮めたり 笙鼓七波          

  2月6日(木)

磔刑の手に残りたる寒さかな 笙鼓七波                

  2月5日(水)

立春の白一面となりし午 笙鼓七波            

  2月4日(火)

マシュマロの如あやふやな春を待つ 笙鼓七波                

  2月3日(月)

皸の死語となれるやシンデレラ 笙鼓七波     

  2月2日(日)

硝子窓半分だけが寒の雨 笙鼓七波         

  2月1日(土)

存在が宇宙に届く寒牡丹 笙鼓七波          

  1月31日(金)

手の触れて静電気来る寒波来る 笙鼓七波    

  1月30日(木)

冬苺鬼の居ぬ間に頬張れり 笙鼓七波        

  1月29日(水)

寒月光熨斗烏賊となる己の貌 笙鼓七波             

  1月28日(火)

雪折や尖りたるもの胸刺さり 笙鼓七波       

  1月27日(月)

実千両皓歯明眸目千両 笙鼓七波            

  1月26日(日)

寒鴉漆黒より黝に色褪せり 笙鼓七波         

  1月25日(土)

をちこちや都会に戻る寒の星 笙鼓七波       

  1月24日(金)

そのまゝが存在である寒牡丹 笙鼓七波      

  1月23日(木)

コピー機の紙の詰まりて寒波来る 笙鼓七波   

  1月22日(水)

寒猿の群れを離れて深山かな 笙鼓七波      

  1月21日(火)

番小屋の閉ざされてをり冬の菊 笙鼓七波             

  1月20日(月)

万両やこの世に生きて二万日 笙鼓七波      

  1月19日(日)

パルティータ流れる蔵の寒造 笙鼓七波       

  1月18日(土)

宙見つめ凍蝶ゆると運ばれり 笙鼓七波      

  1月17日(金)

凍蝶の翅の破れて運ばれり 笙鼓七波         

  1月16日(木)

左義長の火で焼く餅のふくれ面 笙鼓七波               

  1月15日(水)

餅花の垂れて波穂のカオスかな 笙鼓七波               

  1月14日(火)

元服の稚児成人の日の稚拙 笙鼓七波       

  1月13日(月)

初場所や贔屓力士の男伊達 笙鼓七波                

  1月12日(日)

白鳥の白のみありて山の湖 笙鼓七波        

  1月11日(土)

海老蔵の殺気の奔る初芝居 笙鼓七波       

  1月10日(金)

珍客の風と来るや花びら餅 笙鼓七波         

  1月9日(木)

一月の空一月の気の流る 笙鼓七波                

  1月8日(水)

松過ぎて同じ時刻に同じ人 笙鼓七波        

  1月7日(火)

飼ひ犬のいつも主役の賀状来る 笙鼓七波    

  1月6日(月)

コースター有頂天より寒に入る 笙鼓七波     

  1月5日(日)

初夢やすとんと失せし夢の先 笙鼓七波       

  1月4日(土)

船酔ひす枕の下の宝船 笙鼓七波              

  1月3日(金)

背伸びして眺む初富士背伸びせり 笙鼓七波  

  1月2日(木)

痛風の通り抜けたる去年今年 笙鼓七波      

  1月1日(水)

                           

 

                       

  幸せを運ぶ十七音

 

■わが魂は海獣ならんと欲す
(石原慎太郎)
 
■不二筑波一目に見えて冬田面
(三遊亭圓朝)
 
■ぼたん雪が流れに消える 鳥の羽おと
(河村目呂二)
 
■夏の野に幻の破片きらめけり
(原 民喜)
 
■ギヤマンの船だす秋の港かな
(竹久夢二)
 
■寒鯉やたらひの中に昼の月
(小津安二郎)
 
■御山のひとりに深き花の闇
瀬戸内寂聴)
 
■間断の音なき空に星花火
夏目雅子)
 
■蓬餅あなたとあった飛騨の夜
吉永小百合)
 
■秋の陽をまぶたに乗せて駱駝ゆく
吉行和子)
 
■にごり江に夕日のあはし鴨下ル
市田ひろみ)
 
■天涯に一粒落ちて冬木立
(中島誠之助)
 
■菜の花の群れから離れ独り咲く
(増田明美)
 
■稲妻の去り行く空や秋の風
(稲妻雷五郎)
 
■顔見世や奈落に消ゆる御曹司
(大澤孝征)
 
■亡き妻が眠りし庭に彼岸花
(日野原重明)
 
■秋灯机の上の幾山河
(吉屋信子)
 
■陽炎に狐ふりむき消えにけり
(吉村 昭)
 
■目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹
(寺山修司)
 
■水難の茄子畠や秋の風
(若尾瀾水)
 
■花はみな四方に贈りて菊日和
(宮沢賢治)
 
■村の子がくれた林檎ひとつ旅いそぐ
(渥美 清)
 
■春雨やジヨツトの壁画色褪せたり
(高村光太郎)
 
■行き暮れてここが思案の善哉かな
(織田作之助)
 
■さみだれの墨染衣濡らしをり
(松本幸四郎)
 
■うちの子でない子がいてる昼寝覚め
(桂 米朝)
 
■何もかも言ひ尽してや暮の酒
(三島由紀夫)
 
死なば秋露の干ぬ間ぞ面白き
(尾崎紅葉)
 
紫陽花や身を持ちくづす庵の主
(永井荷風)
 
春服の色教へてよ揚雲雀
(太宰 治)
 
■人去つて空しき菊や白き咲く
(芥川龍之介) 
 
■古郷を磁石に探る霞かな
(平賀源内)
                 
■秋立つやたたうに残るうすじめり
(福永武彦)
 
■鐘つけば銀杏ちるなり建長寺
(夏目漱石)
 
 

                  

            

                                 

  つれづれなるままに

 

■日本植物学の父・
 牧野富太郎の俳句 
 
■市川團十郎代々の俳句

■奈良より多武峯、そして山科へ

■原爆詩人・峠 三吉の未収録句

■歌舞伎役者・坂東彌十郎の俳句

■猫の俳句ー彫刻家・朝倉文夫

■彫刻家・北村西望の俳句

■陶芸家・小野珀子と俳句 

■コロナ禍における俳句

■建築家・山田 守の俳句      

■節分ー追儺、豆撒き、
 そして恵方巻へ 
 
■土屋文明と俳句
 
■江戸川乱歩の俳句    
 
■車持君与志古娘
 
■新元号 「令和」
 そして〝梅花の宴〟
 
■グレイクリスマス 
                                
■「今」 を詠む俳句で
 「過去」 を詠むメソッド
 
■写生と取り合わせ
 
■命の俳句
 ー狼となる金子兜太                
 
■風紋~青のはて2017~
 -宮沢賢治の終着
 
■天皇の白髪
 
■伊勢偉智郎の絵と
 いせひでこ、そして柳田邦男
               
■保武と忠良、
 そして坂井道子の句
 
■俳句への道(加藤楸邨)
                
■それでも鷹は飛んで行く
                  
■根岸庵律女
 
■銀河鉄道の恋人たち
 ーミュージカル・エレジー
 
■完了・存続の 「し」 について   

■『風叙音』 第十号刊行祝賀会  

■相良凧と友ゆうぎ    

■先生のオリザニン  

■三Hクラスの俳人たち

■ジャズライブより
 ーMALTA&銀座スウィング

■松井茂樹の光と翳

東 悠紀恵の美の世界

■最長老ジャズ・ピアニストの死                                 

■アイリーン・フェットマンの絵画

■マリー・ローランサンと堀口大學

                   

                                                 

  風叙音・fusionの和

             

■八木 健さんの句
 ―滑稽俳句の世界

          

              

                                         

  俳句は楽し―吟行記

         

■鳩山会館から旧古河庭園へ
 ー関口芭蕉庵・細川庭園
 
■川越ー喜多院・本丸跡・
 蔵造りの町並み界隈
 
■横浜ー山下公園・中華街・
 元町・山手界隈

■赤坂・迎賓館・四谷界隈

■鎌倉

■小石川後楽園・神楽坂・
 湯島天神・旧岩崎邸

■深川界隈

■上野・根岸

■葛飾柴又

■戸定が丘歴史公園

■21世紀の森と広場

■京都・大津吟行記

■飛鳥・吉野吟行記

          

                              

  受贈句歌集

        

■風薫る

■疑似幾何学者のほほえみ

句集 墨水

句集 一都一府六県

■花もまた

句集 街のさざなみ

■はじまりの樹     

■鬼古里の賦

■微熱のにほひ

■森の句集               

■大輪靖宏句集             

■槙

■こでまり

■路地に花咲く

■伊東肇集

■精霊蜻蛉

■鯊日和

■いのちなが

■過ぎ航けり

■夏の楽しみ

■福寿草

■月の兎

                   

      

            

  仲間(会員)募集中


風叙音・fusionでは、一緒に俳句を楽しむ仲間を募集しています。

俳句に興味のある方のご参加をお待ちしています。「問い合わせ」メールにて、ご連絡ください。