今日の一句                   (2013年1月-6月)

江戸つ子になりて一献初松魚(はつがつを) 笙鼓七波        

  6月30日(日)

滴るや子の諳(そらん)ずる円周率 笙鼓七波      

  6月29日(土)

片蔭や吾が分身を置いてみる 笙鼓七波               

  6月28日(金)

脳髄に赤の蟻走す蟹胥(びしこ) 笙鼓七波        

  6月27日(木)

甥つ子と共に来たりし初鰹 笙鼓七波                 

  6月26日(水)

抽斗にちびたクレヨン虹立てり 笙鼓七波      

  6月25日(火)

滴るや兄の数学演繹論 笙鼓七波            

  6月24日(月)

夕焼けて街の何処も染め上げり 笙鼓七波     

  6月23日(日)

下町のどの顔もみな夕焼(ゆやけ)色 笙鼓七波             

  6月22日(土)

江戸つ子になりて姐さん神輿舁く 笙鼓七波   

  6月21日(金)

掛け声が揉み上げてゆく神輿かな 笙鼓七波  

  6月20日(木)

(をとこ)等にまじり姐さん神輿舁く 笙鼓七波    

  6月19日(水)

姐さんの声荒らげて神輿舁く 笙鼓七波                

  6月18日(火)

嘘つきは嫌ひなるなり八仙花 笙鼓七波                

  6月17日(月)

梅漬くる口中すでに酸味みたり 笙鼓七波      

  6月16日(日)

日覆して銀座の戀を語らうか 笙鼓七波              

  6月15日(土)

失ひし時を求(と)めをり仏桑華 笙鼓七波                   

  6月14日(金)

この戀を告がぬがよかろ額の花 笙鼓七波     

  6月13日(木)

蟭螟や蟲の貌めく付け睫毛 笙鼓七波        

  6月12日(水)

今年はや炎帝一気掌る 笙鼓七波           

  6月11日(火)

亦風と思はば飛ばむ燕子花 笙鼓七波        季節の花 300

  6月10日(月)

川底に己映して翡翠かな 笙鼓七波          

  6月9日(日)

頬杖を突きて海みる阿波蜜柑 笙鼓七波       

  6月8日(土)

木下闇一人消えてはまた消える 笙鼓七波               

  6月7日(金)

夏の蝶東京タワー越えゆけり 笙鼓七波                    

  6月6日(木)

甘藍の渦密に緩にとからまはり 笙鼓七波     

  6月5日(水)

木偶となり風に抱かれ新樹中 笙鼓七波                  

  6月4日(火)

溽暑とて鏡の中に出掛けます 笙鼓七波      

  6月3日(月)

樹液満つ風の届かぬ青葉森 笙鼓七波       

  6月2日(日)

黒馬(あを)と来て瀬に口漱ぐ森青葉 笙鼓七波           

  6月1日(土)

若葉風贔屓力士の幟揺れ 笙鼓七波                      

  5月31日(金)

不愉快も愉快もともに梅雨入かな 笙鼓七波    

  5月30日(木)

日雷人妻の君躓きぬ 笙鼓七波  by Matt Biddulph

  5月29日(水)

炎昼やドラッカーとて舌を出し 笙鼓七波       

  5月28日(火

蝙蝠を二眼カメラで取り直す 笙鼓七波                   

  5月27日(月)

逢ひたくて遭ひたくもなし蛇苺 笙鼓七波        

  5月26日(日)

若者の出世望まずいなだ食ふ 笙鼓七波      

  5月25日(土)

時計草一日(ひとひ)費やすラブレター 笙鼓七波   

  5月24日(金)

三百年夜を刻まず時計草 笙鼓七波          

  5月23日(木)

南風(みなみ)吹く復興の風みちのくに 笙鼓七波   

  5月22日(水)

更衣(ころもがへ)悩みは深く不易なり 笙鼓七波               

  5月21日(火)

雨の討ち風の削がれし燕子花 笙鼓七波      季節の花 300

  5月20日(月)

降りてくる俳句のやうに浮いて来い 笙鼓七波 

  5月19日(日)

夏めきて砂上原発狂騒曲 笙鼓七波           

  5月18日(土)

橡の花天空深く刺さりけり 笙鼓七波    季節の花 300

  5月17日(金)

黒鯛を釣りし二人の糸縺れ 笙鼓七波         

  5月16日(木)

少女らの逞しき脚夏来る 笙鼓七波            

  5月15日(水)

街が揺れ神輿が笑ふ神田かな 笙鼓七波      

  5月14日(火)

揺れながら神輿流るゝ神田かな 笙鼓七波      

  5月13日(月)

吟行の渇きうるほす缶ビール 笙鼓七波       

  5月12日(日)

橡の花蒼天(そら)に楔を打ち込めり 笙鼓七波    

                                                                          季節の花 300

  5月11日(土)

雲一つわだかまりなく風薫る 笙鼓七波       

  5月10日(金)

蟻の列過ぎるを待ちし母子かな 笙鼓七波           

  5月9日(木)

思案せる殿下の髭に五月闇 笙鼓七波        

  5月8日(水)

少女らにパッション夏来る 笙鼓七波          

  5月7日(火)

亀鳴くや他人の空似なりし人 笙鼓七波        

  5月6日(月)

鯉幟御空に赫の親和して 笙鼓七波          

  5月5日(日)

皺くちやの心眩(くるめ)き五月来ぬ 笙鼓七波     

  5月4日(土)

乙女等の二の腕眩し桷(ずみ)の花 笙鼓七波             

  5月3日(金)

茶娘のみるい新茶を飲みにけり 笙鼓七波             

  5月2日(木)

心電図検査蛙の目借時 笙鼓七波           

  5月1日(水)

鳥交る森の宙より森の底 笙鼓七波          

  4月30日(火)

風に生き風の殺(あや)める柳絮かな 笙鼓七波   

  4月29日(月)

波音は駿河の海の桜貝 笙鼓七波             

  4月28日(日)

萵苣(ちしや)固く小田和正の高き声 笙鼓七波     

  4月27日(土)

海棠や安見子(やすみこ)さんがやつてくる 笙鼓七波        

  4月26日(金)

髪に降る蟲と払へば櫻蘂 笙鼓七波          

  4月25日(木)

惜春や飛び越してゆくロルカの詩 笙鼓七波   

  4月24日(水)

節電の電車彳みかぎろへり 笙鼓七波        

  4月23日(火)

至福とは桜の貝に籠められり 笙鼓七波     

  4月22日(月)

桜貝ひとを戀する気持ちです 笙鼓七波      

  4月21日(日)

聖母(マドンナ)の掌(て)の中にあり桜貝 笙鼓七波   

  4月20日(土)

人を好きといふ気持ちの桜貝 笙鼓七波      

  4月19日(金)

飛魚や鳥の記憶の目覚めたる 笙鼓七波     

  4月18日(木)

春風や浜名の湖に星を生み 笙鼓七波                

  4月17日(水)

春昼の万華鏡こきと回転す 笙鼓七波                     

  4月16日(火)

流鶯の甘樫丘に集ひけり 笙鼓七波          

  4月15日(月)

雀隠れ風のかけらに鳴きやまず 笙鼓七波               

  4月14日(日)

借金のかたに手渡す仔猫かな 笙鼓七波      

  4月13日(土)

風すねて四つ葉なるかなうまごやし 笙鼓七波  

  4月12日(金)

木の暗をすりぬけて蝶ひかりけり 笙鼓七波            

  4月11日(木)

もみじ咲くやけに少女の皓歯かな 笙鼓七波      

  4月10日(水)

古池の埒外に居る蛙かな 笙鼓七波          

  4月9日(火)

春紫苑水の在り処を風に訊く 笙鼓七波 季節の花 300

  4月8日(月)

蝌蚪捕りし父子の攩網(たも)の揺れにけり 笙鼓七波   

  4月7日(日)

鏡面に詐欺師の貌や朧月 笙鼓七波         

  4月6日(土)

輪をなせばげんげのげありげんげんげ 笙鼓七波 

  4月5日(金)

久闊を叙せば弥生の蓬莱橋 笙鼓七波        

  4月4日(木)

八雲立つ豊饒(ゆたか)の湖や蜆汁 笙鼓七波     

  4月3日(水)

野放図に宙拡ごりて山桜桃かな 笙鼓七波     

  4月2日(火)

花の雨七つ数ふる橋づくし 笙鼓七波                  

  4月1日(月)

笑ひたる山山山の脈打てり 笙鼓七波                 

  3月31日(日)

耀うてしやきしやきとゆく春の水 笙鼓七波     

  3月30日(土)

東京都大魔術団花染井 笙鼓七波                        

  3月29日(金)

櫻なす池に櫃呑む龍が神 笙鼓七波                  

  3月28日(木)

橘寺しかと左近の櫻かな 笙鼓七波          

  3月27日(水)

西行も芭蕉も居りて花さかり 笙鼓七波        

  3月26日(火)

西行の住処尋ねて花求(と)はむ 笙鼓七波      

  3月25日(月)

太閤の花影残心枝垂れをり 笙鼓七波        

  3月24日(日)

春の月呼吸してゐる清見かな 笙鼓七波      

  3月23日(土)

春雷や片イヤリング失せし夜 笙鼓七波     

  3月22日(金)

杉山に生れば免疫スギ花粉 笙鼓七波        

  3月21日(木)

サックスの音色せつなき朧かな 笙鼓七波               

  3月20日(水)

言祝ぐや八芳園の初ざくら 笙鼓七波         

  3月19日(火)

何はともあれ櫻見る人となり 笙鼓七波                 

  3月18日(月)

戀捨てゝサンタモニカの花ミモザ 笙鼓七波           

  3月17日(日)

マン・レイのをんな嗤ひて春の闇 笙鼓七波 by Randy Kashka 

  3月16日(土)

遙かなる時空を超えて涅槃西風 笙鼓七波     

  3月15日(金)

不安なる朧夜なれば投函す 笙鼓七波        

  3月14日(木)

その笑顔あの春を知る君なれば 笙鼓七波            

  3月13日(水)

鞦韆や汝(な)の心揺れ定まらず 笙鼓七波        

  3月12日(火)

暮なづむ飛鳥の里に鐘霞み 笙鼓七波        

  3月11日(月)

霞立つ酒造に刀自の艶のよさ 笙鼓七波      

  3月10日(日)

飲み干せばうまさけ三輪の山笑ふ 笙鼓七波            

  3月9日(土)

鉄輪てふ悲哀の化身ヒヤシンス 笙鼓七波           

  3月8日(金)

アネモネの花帆に秘めたる魔弾かな 笙鼓七波       

  3月7日(木)

春めくや殊に口許華やげり 笙鼓七波 by qeishaboy500  

  3月6日(水)

ゆで卵つるりと剥けて春立てり 笙鼓七波      

  3月5日(火)

スノードロップ雫に宿る愛の夢 笙鼓七波      

  3月4日(月)

純愛の雫に宿りゆきのはな 笙鼓七波        

  3月3日(日)

香菫クレオパトラの鼻つ柱 笙鼓七波                   

  3月2日(土)

点滴のひとしづくごと春の月 笙鼓七波                 

  3月1日(金)

鳥帰るチンと金銭登録機 笙鼓七波          

  2月28日(木)

料峭や生きむとすればマーラー聴く 笙鼓七波            

  2月27日(水)

春の宵珈琲淹れし汝(な)とをりて 笙鼓七波     

  2月26日(火)

春昼のジャズ喫茶なほ古りにけり 笙鼓七波    

  2月25日(月)

(あうら)より大地の鼓動青き踏む 笙鼓七波      

  2月24日(日)

海おぼろ吾が血と肉を埋葬す 笙鼓七波       

                                                                           by zoomion

  2月23日(土)

蛤や愚痴吐くごとく砂を吐く 笙鼓七波          

  2月22日(金)

葱坊主おかつぱの子の混じりをり 笙鼓七波          

  2月21日(木)

人知れぬ街道をゆく菜の花忌 笙鼓七波      

  2月20日(水)

遅春なるかな乙女らの吐息して 笙鼓七波     

  2月19日(火)

土塊のラガーの貌にノーサイド 笙鼓七波        

  2月18日(月)

ローダンセ女がひとり待ちぼうけ 笙鼓七波       

                                                                          季節の花 300

  2月17日(日)

ねこやなぎひらがなもじのまろみかな 笙鼓七波        

  2月16日(土)

いぬふぐり犬の貌なる日野のまち 笙鼓七波      

                                                                          季節の花 300

  2月15日(金)

落椿個々に衰美を競ひをり 笙鼓七波         

  2月14日(木)

落つるほど明るくなりし椿かな 笙鼓七波             

  2月13日(水)

革命もロルカも棄てゝ戀の猫 笙鼓七波                

  2月12日(火)

梅の香の臥所(ふしど)や天寿全うす 笙鼓七波   

  2月11日(月)

月光の淡ひを色彩(いろ)に雪中花 笙鼓七波     

  2月10日(日)

月浴びて香の濃かりけり雪中花 笙鼓七波     

  2月9日(土)

ありさうでなさそな話ゆきのはな 笙鼓七波       

                                                                          季節の花 300

  2月8日(金)

魔弾とはたら芽の棘にこめられり 笙鼓七波    季節の花 300

  2月7日(木)

歓呼とは開闢したる蕗の薹 笙鼓七波   季節の花 300

  2月6日(水)

じやんけんで鬼にされたし鬼やらひ 笙鼓七波  

  2月5日(火)

鬼の面どこか間抜けな節分会 笙鼓七波         

  2月4日(月)

鬼は外貌にめがけて豆礫 笙鼓七波             

  2月3日(日)

人の世は悲しくあれど実千両 笙鼓七波 季節の花 300

  2月2日(土)

青空を昇りきつたる冬雲雀 笙鼓七波         

  2月1日(金)

渡月橋渡らばなまり霙くる 笙鼓七波          

  1月31日(木)

寒柝や街の象(かたち)に月下ゆく 笙鼓七波               

  1月30日(水)

笹鳴や落款の朱の欠けにをり 笙鼓七波             

  1月29日(火)

初詣縁求(と)め来る女たち 笙鼓七波          

  1月28日(月)

初御空飛行機雲の分かちたる 笙鼓七波        

  1月27日(日)

神々の怒りておはす御神渡 笙鼓七波        by Metal Cowboy    

  1月26日(土)

神々の戀の通ひ路御神渡 笙鼓七波      by Alē 

  1月25日(金)

筋肉に霜降りあるや弓始 笙鼓七波               by LGEPR 

  1月24日(木)

初場所や鬢附香る華やかさ 笙鼓七波          

  1月23日(水)

隈取のはみし役者の初鏡 笙鼓七波          

  1月22日(火)

石段の窮めしあたり寒椿 笙鼓七波                    

  1月21日(月)

蝶の凍つ御空の蒼の墜つるとき 笙鼓七波             

  1月20日(日)

戸定邸見守る如く寒鴉 笙鼓七波            

  1月19日(土)

不老門前に万両そつとあり 笙鼓七波               

  1月18日(金)

水戸邸は寂の杜なり寒椿 笙鼓七波          

  1月17日(木)

寒鯉の赤胴となる雪の中 笙鼓七波               

  1月16日(水)

挨拶のことに弾みて初雀 笙鼓七波          

  1月15日(火)

初雀こぞとは違ふ貌で来て 笙鼓七波         

  1月14日(月)

寒鯉を凝視せし吾凝りけり 笙鼓七波         

  1月13日(日)

蕭々と大沢池に寒の月 笙鼓七波            

  1月12日(土)

晩鐘の届くあなたの寒四郎 笙鼓七波        

  1月11日(金)

乙女らの射初の一矢月に射る 笙鼓七波     

  1月10日(木)

一見の客あり雑煮味噌仕立て 笙鼓七波      

  1月9日(水)

年迎ふことに山河の屹立し 笙鼓七波          

  1月8日(火)

逆旅にて神のこゑ聴く初鴉 笙鼓七波         

  1月7日(月)

初景色路地に溢るゝ京ことば 笙鼓七波       

  1月6日(日)

御降や悶着あるか嵐山 笙鼓七波                     

  1月5日(土)

透明になれなき人や年始 笙鼓七波    by Mell P

  1月4日(金)

初夢の顛末知らず目覚めけり 笙鼓七波      by Asja. 

  1月3日(木)

さゞなみの滋賀のきらめき初景色 笙鼓七波    

  1月2日(水)

箴言と予言のはざま去年今年 笙鼓七波        

  1月1日(火)

                           

 

                       

  幸せを運ぶ十七音

 

■立山の北壁削る時雨かな
(棟方志功)
 
■わが魂は海獣ならんと欲す
(石原慎太郎)
 
■不二筑波一目に見えて冬田面
(三遊亭圓朝)
 
■ぼたん雪が流れに消える 鳥の羽おと
(河村目呂二)
 
■夏の野に幻の破片きらめけり
(原 民喜)
 
■ギヤマンの船だす秋の港かな
(竹久夢二)
 
■寒鯉やたらひの中に昼の月
(小津安二郎)
 
■御山のひとりに深き花の闇
瀬戸内寂聴)
 
■間断の音なき空に星花火
夏目雅子)
 
■蓬餅あなたとあった飛騨の夜
吉永小百合)
 
■秋の陽をまぶたに乗せて駱駝ゆく
吉行和子)
 
■にごり江に夕日のあはし鴨下ル
市田ひろみ)
 
■天涯に一粒落ちて冬木立
(中島誠之助)
 
■菜の花の群れから離れ独り咲く
(増田明美)
 
■稲妻の去り行く空や秋の風
(稲妻雷五郎)
 
■顔見世や奈落に消ゆる御曹司
(大澤孝征)
 
■亡き妻が眠りし庭に彼岸花
(日野原重明)
 
■秋灯机の上の幾山河
(吉屋信子)
 
■陽炎に狐ふりむき消えにけり
(吉村 昭)
 
■目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹
(寺山修司)
 
■水難の茄子畠や秋の風
(若尾瀾水)
 
■花はみな四方に贈りて菊日和
(宮沢賢治)
 
■村の子がくれた林檎ひとつ旅いそぐ
(渥美 清)
 
■春雨やジヨツトの壁画色褪せたり
(高村光太郎)
 
■行き暮れてここが思案の善哉かな
(織田作之助)
 
■さみだれの墨染衣濡らしをり
(松本幸四郎)
 
■うちの子でない子がいてる昼寝覚め
(桂 米朝)
 
■何もかも言ひ尽してや暮の酒
(三島由紀夫)
 
死なば秋露の干ぬ間ぞ面白き
(尾崎紅葉)
 
紫陽花や身を持ちくづす庵の主
(永井荷風)
 
春服の色教へてよ揚雲雀
(太宰 治)
 
■人去つて空しき菊や白き咲く
(芥川龍之介) 
 
■古郷を磁石に探る霞かな
(平賀源内)
                 
■秋立つやたたうに残るうすじめり
(福永武彦)
 
■鐘つけば銀杏ちるなり建長寺
(夏目漱石)
 
 

                  

            

                                 

  つれづれなるままに

 

■日本植物学の父・
 牧野富太郎の俳句 
 
■市川團十郎代々の俳句

■奈良より多武峯、そして山科へ

■原爆詩人・峠 三吉の未収録句

■歌舞伎役者・坂東彌十郎の俳句

■猫の俳句ー彫刻家・朝倉文夫

■彫刻家・北村西望の俳句

■陶芸家・小野珀子と俳句 

■コロナ禍における俳句

■建築家・山田 守の俳句      

■節分ー追儺、豆撒き、
 そして恵方巻へ 
 
■土屋文明と俳句
 
■江戸川乱歩の俳句    
 
■車持君与志古娘
 
■新元号 「令和」
 そして〝梅花の宴〟
 
■グレイクリスマス 
                                
■「今」 を詠む俳句で
 「過去」 を詠むメソッド
 
■写生と取り合わせ
 
■命の俳句
 ー狼となる金子兜太                
 
■風紋~青のはて2017~
 -宮沢賢治の終着
 
■天皇の白髪
 
■伊勢偉智郎の絵と
 いせひでこ、そして柳田邦男
               
■保武と忠良、
 そして坂井道子の句
 
■俳句への道(加藤楸邨)
                
■それでも鷹は飛んで行く
                  
■根岸庵律女
 
■銀河鉄道の恋人たち
 ーミュージカル・エレジー
 
■完了・存続の 「し」 について   

■『風叙音』 第十号刊行祝賀会  

■相良凧と友ゆうぎ    

■先生のオリザニン  

■三Hクラスの俳人たち

■ジャズライブより
 ーMALTA&銀座スウィング

■松井茂樹の光と翳

東 悠紀恵の美の世界

■最長老ジャズ・ピアニストの死                                 

■アイリーン・フェットマンの絵画

■マリー・ローランサンと堀口大學

                   

                                                 

  風叙音・fusionの和

             

■八木 健さんの句
 ―滑稽俳句の世界

          

              

                                         

  俳句は楽し―吟行記

         

■鳩山会館から旧古河庭園へ
 ー関口芭蕉庵・細川庭園
 
■川越ー喜多院・本丸跡・
 蔵造りの町並み界隈
 
■横浜ー山下公園・中華街・
 元町・山手界隈

■赤坂・迎賓館・四谷界隈

■鎌倉

■小石川後楽園・神楽坂・
 湯島天神・旧岩崎邸

■深川界隈

■上野・根岸

■葛飾柴又

■戸定が丘歴史公園

■21世紀の森と広場

■京都・大津吟行記

■飛鳥・吉野吟行記

          

                              

  受贈句歌集

        

■風薫る

■疑似幾何学者のほほえみ

句集 墨水

句集 一都一府六県

■花もまた

句集 街のさざなみ

■はじまりの樹     

■鬼古里の賦

■微熱のにほひ

■森の句集               

■大輪靖宏句集             

■槙

■こでまり

■路地に花咲く

■伊東肇集

■精霊蜻蛉

■鯊日和

■いのちなが

■過ぎ航けり

■夏の楽しみ

■福寿草

■月の兎

                   

      

            

  仲間(会員)募集中


風叙音・fusionでは、一緒に俳句を楽しむ仲間を募集しています。

俳句に興味のある方のご参加をお待ちしています。「問い合わせ」メールにて、ご連絡ください。